転職する時には企業よりも仕事で選ぶべき

転職する時には企業よりも仕事で選ぶべきでしょう。昔であれば企業で就職先を選ぶという事は安心を得るという意味でも好待遇を獲得するという意味でも重要な事でしたが、既に今はそうした好待遇は企業によって変わるという事は期待できません。全ての企業が成果主義を取り入れて成果によって報酬を含む待遇を変えるという姿勢を打ち出していますから、まず企業が変われば待遇が変わるというような事を考えても意味はありません。

 

成果を出すことが出来る人は高い報酬を獲得することが出来て、役職も高いところに行くことが出来るというように考えると良いかも。逆に成果が出せないのであれば、組織の末端でこき使われることになるという事を考えなければなりません。それぐらいに厳しいのが現実ということになります。

 

つまり、転職をするにしても人によってその待遇は大きく変わる事になるという事です。これは自由主義の競争社会では当然であって、高度経済成長期の日本にあったような夢の世界というのは来ないという事を考えなければなりません。何しろ今はネット社会となっていて、とにかく情報がすぐに世界に伝達される状態になっているわけですから、そのような状態で企業によって差が待遇に出てくる事はありません。どこの企業もぎりぎりのところで頑張っているわけですから、そこで企業を選別しても意味は無いという事です。

ですから最も重視しなければならない事は自分が成果を出すことが出来るのかという事になります。その為には環境を整えるという事も必要でしょう。仕事内容もその一つに入りますし、一人で出来ない事も多いはずですから、組織としてそれだけのメンバーを自分が獲得することが出来るという事も考えなければなりません。ですから、転職をするにしてもこうした条件を考えて、自分が成果を出すことが出来る条件を明確に提示するという事が大切になるでしょう。少なくともこうした事を言う事で、自分の立場を明確にすることも出来るようになります。